セルフケアで大切なことはなにか?

メンタルヘルスで大事なことは、「気付くこととセルフコントロール」です。
両方共、自分自身で行うことです。

 

ストレスの軽減には、まず何がストレッサーになっているのかに気付くことが必要です。
ストレッサーは職場なのか、仕事なのか、家庭生活なのか。
そして、個人の要因ならばそれは変更できるのか。
それらに気付いた上で、ストレス状況を軽減するための自分に合った対処方法を考える必要があります。

 

 

マイナスに作用する考え方の癖に気付く

人間は、同じ事柄を見てもそれぞれによって受け止め方が違います。
それは、その人なりの物の見方や考え方があるからです。

 

ストレスを受けた時に、適切な受け止め方が出来ずに、パニックを起こしたりひどく落ち込んだりします。
ならば、その受け止め方を変えれば、現実を無理なく、前向きにとらえられることが出来ます。

 

例えば、責任ある仕事を任されたときに、それを「やりがい」と感じるか「重荷」と考えるかでストレスの受け方も違ってきます。
どうしても「重荷」としか考えられないのであれば、「誰かにサポートしてもらう」と考えて行動すれば、緊張や不安は小さくなります。

 

歪んだ認知は、大きなストレスの元になります。
自分の考え方の癖を見直して、自分の認知に気付くことが、ストレスに強くなる一つのポイントになるでしょう。

健康的なライフスタイルに改善する

健康的なライフスタイルは、ストレスの体制を高めるので、自分のライフスタイルを見直すことはとても有効です。

 

健康的なライフスタイルとは、「運動・労働・栄養・休養・睡眠」の生活の基本5要素をバランスよく取り入れることです。
そして、できるだけ不要なストレスは溜めないで、すぐに解消することが大切です。

 

仕事が週サイクルになっている人は、その日の疲労を十分に解消せずに翌日まで持ち越して、休日にまとめて解消しようとします。
しかし、実際は解消できずに疲労は蓄積されてしまうのです。
ストレスはその日のうちに解消する「一日決算主義」に切り替えましょう。

 

ポイントは、1日15分程度の健康スポーツ、早寝早起き(十分な睡眠)、食卓を囲んでの食事です。
特に朝食は一日の活動源です。しっかり食べましょう。

サポーターを増やす

サポーターとは、自分の社会的支援ネットワークです。

 

自分の交際範囲の中にあるソーシャルサポーターの存在は、特に職業性ストレスの軽減に大いに役立ちます。
友達や職場の仲間・上司に話を聞いてもらっただけで、ストレスが軽減したという経験をした人は多いと思います。
実際に話をすることがなくても、自分には困ったときに頼りにできる存在の人がいると思うだけで十分なのです。
つまり、サポーターの存在自体がストレス耐性を高めるわけです。

 

このサポーターは2種類あります。
経済的援助や仕事の援助などを期待できる「経済的サポーター(マネーの提供)」、一緒にいると安心ができて、気持ちを共有・共感してくれる「精神的サポーター(タイムの供給)」とがあります。

仕事へのかかわり方を見直す

自分にとっての仕事の意味は何でしょうか?
その仕事は自分に合っていますか?
やりがいを感じていますか?
組織の目的と自分の展望に食い違いはありませんか?

 

もし自分の仕事の役割とルールが定まらないで、仕事上の判断もできない立場にいるならば、それがストレスの大きな原因となっています。
あいまいな上司の指示に対して困っているならば、自分から質問してゴールを明確にしていきましょう。

よい人間関係をつくる

人には好き嫌いがあって当然です。
上手く付き合うことが人間関係の第一歩となります。
よい人間関係をつくるには、明るく挨拶すること、自分の気持ちを表現するときは感情的にならないこと、そして個人的な感情と相手の行動に対する評価をきちんと区別することが重要です。

 

また、人は自分が傷つくことには敏感ですが、傷つけることにはとても鈍感です。
例えば、なかなか痩せられない糖尿病の患者さんに対して、「貫禄があっていいですね」という発言をしたら、相手の人はどう思うでしょうか。
こうして無意識のうちに、自分が傷つけられた何倍もの傷つく言葉を相手に使っているのかもしれません。

自分なりのストレス解消法をもつ

ストレス解消に必要なのは、日常的に元気のもとを見つけることです。
自分は何をしているときがが楽しいのか、心地よいのかを考えて、そのための時間を作ることが余計なストレスを解消するポイントです。
こうしたストレス反応への対処法をストレスコーピングといいます。
これは、特別なことではなくて、例えばカラオケで熱唱するといったような、日常生活の中ですぐにできるものをできるだけたくさん持つことが大切です。
長続きするもの、集団できるものと個人でできるもの、屋外・屋内それぞれでできるものがあるといいでしょう。

 

自分なりのストレス解消法を見つけるヒント

  • 好きなこと(没頭・熱中できること)を楽しむ
  • 体を動かす
  • 自然と触れ合う
  • 五感を使って、今この瞬間を感じることを楽しむ
  • リラクゼーション法を行う
  • 身近な相談相手、愚痴を言える相手をつくる