看護師はストレスフルな職業なのか?

看護師は、他の職業を比べても、非常にストレスに満ちた環境にあります。

 

その理由は、

  1. 仕事の対象が、心身を病んでいる人なので、常にマイナスの状態にある人を看なければならないため
  2. ミスが許されない仕事であるため
  3. 最新の専門知識や技術の習得を求められるため
  4. スムーズなチーム医療を行うために、さまざまな配慮が必要なため
  5. 結果が必ずしも治癒という最善の目標の達成ではなくて、病状の悪化によって死に至るケースも多いため
  6. 病院という環境がもたらす不規則な勤務体制であるため

 

これらの理由の中でも、Aミスが許されないという要因は、大きなストレスになります。

 

例えば経理業務で、金額の記入ミスがあった場合、会社に大きな損失を与えることになり大変なことになりますが、命に係わるほどの事態には及びません。
しかし、注射液の量の記入ミスは、患者さんに極めて重大なダメージを与えることになります。
このように、医療過誤の問題が常に看護師にはのしかかっています。

 

また、Bの専門知識・技術の習得についても、看護師の場合は脳外科から産婦人科というように自分の意向とは関係なく配属されることがあります。
医師ように自分の専門領域を決定できることとは異なり、看護師はそのたびに新たな知識の習得が求められるとこになります。
これらもストレスを生む原因となっています。

 

特に大規模な病院の場合、ハードな体育会系のノリがありますので、
それについていけないタイプの方だと、毎年の移動が苦痛に感じるでしょう。
あまりにストレスを感じる場合、小規模な病院やクリニックを選んで転職するということも視野に入れてみましょう。

ストレスを感じているのは新人なのか?

医療者は慢性的な身体的疲労に加えて、自分をうまく表現できずに人間関係を保つのが苦手な面があります。

 

看護の職場ストレスの調査では、75%が強いストレスを感じていて、61%が「憂鬱だ」「活気がわかない」などの心理的ストレスを感じています。
その中で、87%と最も高い心理的ストレスを感じているのが、卒業後4年目の看護師です。

 

これはプリセクターの役割を任されるなど、周囲からの期待が大きくなることが原因と考えられています。
次に卒業後1年目、2年目、3年目、5年目以上をなります。
最もストレスが低いのが卒業後10年目以上の看護師です。

 

経験を積むことで人間関係や仕事の質・量といったストレスが軽減されていると思われます。